文化芸術新卒での就職活動にいそしむ姿が中心となり

学生文化の盛衰の歴史について。例えば、文化芸術 DVDそれ以前の学生文化の「衰退」の主因は就職活動の長期化だけでしょうか？

学生文化の盛衰の歴史について問題提起します。主に大学生の課外活動・レジャー・マスコミへの登場等を想定しますが、学業も専攻がその文化関係（文芸・芸術等）である場合は含みます。

さて、ここで問題提起する「学生文化」としては、以下のようなものが文化芸術 DVD BOX想定できます。
①文学・哲学等、古典的・学術的なハイカルチャー文化。
②登山等の屋外活動。
③テレビの視聴者参加番組（クイズ・恋人募集・お笑い等）への出演等、マスコミへの関与。あるいは学内での交際を目的としたイベント等。
①②は戦前以来の伝統があります。戦後の新制大学や1970年代頃の大学の大衆化でも受け継がれました。
③の顕在化は主に1980年代とされます。

文学・哲学等に至っては尚更です。
無論、③がそれにとって代わるような情勢でもありません。
しかし、新卒大学生の雇用悪化の長期化した1990年代後半以降、いずれも文化芸術激安あまり見られないようです。
結果、①②については、行う層の高齢化が見られます。
スキーは主に1990年前後に学生だった層（今日では壮年）のレジャーとなり、登山に至っては高齢者が主なようです。

高校生の自己表現も後年ほどには盛んではありませんでした。また女子高校生は後年に比べて人前に出ることを極度に恥じる等、後年とは異なる価値観を持っていたようです。
そうでなくなったことが一因でしょうか？
近年、マスコミに登場する大学生の姿は、文化芸術販売新卒での就職活動にいそしむ姿が中心となり、「文学・哲学等の談義」「登山・スキー」にいそしむ姿や、視聴者参加番組で勢い良く行動する名門大学の学生の姿等は、ほとんど見られなくなりました。
そうなったことの主因は、雇用悪化の長期化や、それに伴い大学のカリキュラムに就職活動支援の要素が強まったことだけとは思えないのです。
大学進学率の上昇大学入試のハードルの低下、若者世代と中高年世代の関係の変化等も、一因として考えられます。

例えば、その直前の高校生の時期の変化があります。
かつては、高校生の時期は、少なくとも名門大学を志望する人にとっては受験勉強に専心すべき時期、つまり辛い谷間の時期とされていたようです。それゆえ大学生の時期が受験勉強の重荷から開放され、かつその果実を享受する時期とされたのです。

その他、若者世代と中高年世代の関係がそれほど対立的でなくなったことなども文化芸術通販要因として考えられます。

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